トランプ大統領

トランプ政権による海外援助停止の影響

世界最大の対外援助国である米国が対外援助を一時停止し、各地の人道支援活動への影響が広がっている。
トランプ米大統領は1月20日の就任直後、対外援助の一時停止や移民規制強化の大統領令に署名。援助を担う国際開発局(USAID)の解体に動いている。

トランプ大統領(資料写真)

 ミャンマーは1948年の独立後、今回のクーデター以前から国軍と少数民族との内戦が続き、タイ側の国境地域9カ所にカレン人やカヤ人らの古い難民キャンプが形成され、約10万人が暮らす。

 キャンプにはUSAIDの資金援助を支えに運営されてきた病院がある。だがトランプ政権の成立後、閉鎖になった。また、キャンプの難民を対象に、バイデン前政権が始めた米国への再定住事業も中断された。
(出典:東京新聞online 2025/02/24)